依頼者:日本在住日本人
1. 事案
依頼者は、資産運用の一環として、海外の金融機関に口座を持ち、いくつかのファンドを保有していましたが、同口座を解約し、預託中のファンドを売却して資金を取り戻すことを希望していました。
2. 課題
依頼者は、当初、金融機関とのやり取りをご自身で行っていましたが、必要書類の準備や金融機関とのやり取りがうまく進まず、自身の代理人として手続全般を担う弁護士を必要としていました。
3. 当事務所の対応
受任後、まず、委任状や本人及び代理人弁護士の本人確認書類等を英語で作成し、公証人による外国文認証やアポスティーユを取得し、必要書類一式を準備しました。
それらを金融機関に送るところまでの処理は順調でしたが、金融機関での書類審査にはかなりの時間がかかり、何度もメールや電話で金融機関の担当者に進捗の確認と催促を行いました。
4. 成果
事件処理の過程では、時差や金融機関内部特有の手続やシステムのため、やり取りに苦労する場面もありましたが、最終的には、依頼者の口座は解約され、依頼者は資金全額を無事に取り戻すことができました。
5. 依頼者の声
悩んだ末に相談したのが、私が前年にユーロを預け入れた銀行で、そこで紹介されたのが大阪の”本町国際綜合法律事務所”です。
私の住む埼玉からは遠いなァと思いましたが、最も大事なことは先方が信用できる機関であることで、私は銀行の提案を受け入れました。そして大正解だったと思います。
本人ではなく代理の法律事務所が解約を進めるのでファンド側も相当慎重になったようで、約1年と時間がかかりましたが、法律事務所からは適宜情報が送られてきて心配することは全くありませんでした。
9月下旬に私の銀行口座にドルによる入金が確認されましたが、諸費用として差し引かれた額は私の予想より少なく、ファンドの解約をしていただいた法律事務所に深く感謝しています。
(※一部抜粋して掲載しております)